熱帯魚を捨てないで!

熱帯魚を捨てないで!

 

川へ放流最近の観賞魚ブームで一つ困ったことが起こっています。
大きくなりすぎた、または、自分の都合で飼うことができなくなった熱帯魚を
河川や湖、沼などに捨ててしまう人が増えている
のです。

 

そうすると、日本の在来種が淘汰され、
生命力の強い外来種が子孫を増やしてしまうという、
日本の河川の生態系を脅かす結果に繋がります。

 

なかには、養殖場から逃げ出した種などもいるのですが、見つかっているだけで、かなりの種類がいるということです。
多摩川などは別名タマゾン川とも呼ばれています。

 

人気のグッピー、プラティー、コリドラス、プレコ、それからエンゼルフィッシュ
大型のレッドテールキャットフィッシュ、ガーパイク、アロワナなど、
とんでもない魚が多摩川で釣れたり、捕獲できたりして釣り人をびっくりさせているようです。

 

ざっと数えて300種類くらいの外来種が多摩川にはいるそうで、
かなりの割合で、ペットをなんらかの理由で放流してしまったのが原因だそうです。

 

凄い勢いで繁殖するグッピーや巨大化するガーパイクなど、
飼いだしてから予想外の結果に驚き、そのまま川に捨ててしまう飼い主が増えているようです。
その上、最近は通販などで簡単に魚が購入できるので、
あまり罪悪感なくそのまま川に捨ててしまったりしているとのことです。

 

またホームセンターやペットショップで熱帯魚は安く売っているので、
金魚や鯉のように、外来種の意識もなく、購入してしまうこともあると思います。
ただ、割に水質管理や温度調整など世話が面倒になる場合も。
殺すのは可哀相だけど、飼えないとなれば、捨てるという結果になりがちです。

 

家庭から出た排水や栄養を沢山含んでいる川に、アマゾンの熱帯魚が適応してしまうのはある意味当然のこと。
もともと生命力が強い魚であれば、どんどん繁殖して、より環境に適応した子孫が生まれてきてもおかしくないでしょう。

 

一度はペットとした飼った魚ですから、最後まで責任をもって面倒を見るのは当たり前のことです。
その上で、もし飼いきれない場合は、お魚ポストなどのサービスを利用し、放流は絶対にやめましょう。

 

また、魚を自分で購入して、思わぬ結果を招くのが嫌な場合は、
最初から熱帯魚はレンタルやリースで楽しむという方法にすれば、熱帯魚を川に放流するということも少なくなるでしょう。
ペットとして輸入されて、人間の勝手により捨てられてしまう熱帯魚。
彼らだって好きでタマゾン川にいるのではありません。

 

もし最後まで飼育できないのなら、最初から飼育を諦めレンタルをするなど、
第二の方法を考えてみることが観賞魚を救うこと、また日本の環境保全にも繋がるのでしょう。